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2010/11/29 1681歩

OpenCFD社純正のLinux版でなく、ある海外サードパーティによるOpenFOAMのWindows版を、専業で代理店契約してサポートサービスを売っている会社が国内にあるのを知ったのだが、「うーん、、、何だかなあ、、」というのが率直な感想。

以前、OpenFOAMのバージョンが1.4だった頃に、コミュニティによるCygwin版の開発に携わったことがあるのだが(その成果物であるこちらのOpenFOAM-1.4-3.cygwin.src.tar.bz2アーカイブ内のREADME.Cygwinに、私の名前もクレジットしていただいている)、その経験から言わせていただくと、OpenFOAMのWindowsポーティングはクロスプラットフォームの知識は要求されるものの、個々の技術的要素はベーシックなものの集大成である。この点は、Cygwinでも(blueCFDが使っている)MinGWでも、基本的なところは変わらない。それゆえ、以前のポストでOpenFOAMのWindows版開発は新興・小規模デベロッパの腕試し&売り込みの場と書いたのだが、Linux版の片手間でWindows版を扱うのならともかく、Windows版専業でやるのにそのような技術すら買ってこなければならないって、どうよ?と思ってしまうのである。

ましてやOpenFOAM WikiにはWindows版開発者の方が、オープンソースの精神に則ってパッチを公開している。百歩譲っても、最低でもそのようなものを使って自前でビルドしてちゃんと中身を理解して、自社のブランドを付けて売るようでないと、とてもまともなサポートサービスなど売れないと思うのだが。例えば、こちらはCygwin版を使っていて見つけたOpenFOAM本体のバグだが、このようなバグは一見、Windowsオペレーティングシステムの特性とも思える挙動を示す。このようなバグのソートアウトは、中身をきっちり把握していないと難しい。

オープンソースの一般にあまり言われることのない本来的な良さは、ユーザと開発者の距離が近いので「バグフィックスが(時にはリアルタイムといっていいほど)速い」ことがあるのだが、このようなものをユーザとして使ってバグを見つけても、代理店に連絡→本国に連絡→・・とい伝言ゲームが目に見えるようで、少なくとも自分は、この会社に何かを頼むことは・・あるのか??、と思いながらサイトを拝見した次第だ。

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